実は教えてくれない総合商社勤めが伝えたい就活において本当に大事なこと

アラサー商社勤めが当時の就活を振り返り、何が就活において本当に大事であったかを独自の視点から考察。就活生の参考になれば幸い。小手先のテクニックよりもより本質的な点にフォーカスした内容。

失敗談を準備する (自己分析編)

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自分を知る作業は着々と進んでいますでしょうか。その中で、次は「失敗談を準備する」について書きたいと思います。下記が目次になります。

 

目次

 成功談より失敗談を

まず、なぜ失敗談なのかというと失敗した時の方がより人の本質的な部分が出ると思うからです。その失敗談を話す方がより自分という人間を理解してもらうのにはいいと考えます。

20年以上生きてきた中で全く失敗がなかったということは考えられないと思います。自分が感じる失敗の大小はあるにせよ、胸に手を当てて考えてみれば色々あるのではと思います。自分の失敗について掘り下げるのは重要な自分を知る作業です。

こういう自分自身も受験で希望の大学に悉く入れなかったり、部活で思うような成績が残せなかったりと数限りなく失敗を繰り返してきました。

重要なのは失敗の経験を思い出して暗い気持ちになるのではなく、その当時どのように感じ、その失敗を再度繰り返さないためにどう改善してきたかという点です。

ここで一つ。当方が好きなサッカー選手本田圭佑さんの名言です。

 

挫折は過程、

最後に成功すれば挫折は過程に変わる。

だから成功するまで諦めないだけ。

 

ここでお伝えしたいのは、失敗を失敗としてそのままにするのではなく、そこから何を学び、どのように現在にかけて改善されているのかということを示すのが重要であるということです。こういった話は経験上面接官に響くと感じました。

 

成功談は聞き飽きている

当方でさえ、グループ面接で良くあるサークルやバイトでの成功談を聞き飽きました。一方で面接官は何百人と面接を実施しています。当方以上に同じ話を聞かされているはずです。そんな中で失敗談を話すのは相手にとっても印象に残る可能性が極めて高いと思います。

また、僕らの成功談などは正直かなりちっぽけです。(自分自身も大した成功をおさめていません。普通の学生は皆そうです。)仮に全国大会で優勝した!日本代表に選ばれた等の経験があるのであれば他の人とは一線を画す成功談と言えますが、大多数の学生はそうではありません。

上記のように一線を画す他とは圧倒的に違う経験を持っているのであれば成功談を話すのは良いと思いますが、そうでないのであれば失敗談を準備するのは1つ良い方法だと思います。

 

具体例

当方が就活時代用いていた失敗の題材はサークル活動でした。監督のいないサッカーチームにおいてどのようにチームの方針を定め、活動していくのかが大きなポイントとなっていました。「楽しさ」を追求するのか「厳しく律し勝つこと」を追求するのか。自分達の先輩方はより「厳しく律し勝つこと」に重点を置いて活動しており、そういった部分に惹かれ入部した経緯があった自分としては楽しさをより追求することに違和感を感じていました。但し、その違和感を感じながらも自分が考える方向に組織を動かそうとせず、自分自身のチームへの関わり方が中途半端なものになっていき、実際に結果もついてきませんでした。こういった経験から自分自身感じることがあるのであれば組織に対してしっかりと発言していく。そして納得感を皆がある程度醸成出来たうえで組織を運営していけるように仕掛け(話し合いの場を持つ等)を作っていくべきというのが当方の反省及び次に繋げていくべき収穫として当時就活で話をしていました。

 

まとめ

如何でしたでしょうか。就活において面接官は成功談を聞き飽きています。もっと自分をさらけ出して失敗したことを話してもいいと思います。その中で自分が何を感じ、何を反省し、次に繋げているのかがより重要な点です。この点を意識して再度自己分析に取り掛かってみると良いかもしれません。