実は教えてくれない総合商社勤めが伝えたい就活において本当に大事なこと

アラサー商社勤めが当時の就活を振り返り、何が就活において本当に大事であったかを独自の視点から考察。就活生の参考になれば幸い。小手先のテクニックよりもより本質的な点にフォーカスした内容。

就活中に自分だけの【メンター】を決める

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 今回は掲題について書いてみたいと思います。自分自身も1人「この人」という人を見つけて何度も何度も時間を貰って、話を聞いてもらっていました。では本題に入りたいと思います。

 

メンターを決める利点

今は御覧の通りのインターネット社会なので、正しい、正しくないに関わらず情報で溢れかえっています。就活についても同様のことが言えると思っていて、正しい情報だけでなく、噂やデタラメもたくさん流布しています。以前から話している通り、自分で考え判断していけばいいとも言えますが、そうはいっても時としてどっちに進んだらいいかわからなくなったり、迷ったりするのが人間です。そういった時のために自分の中でメンターを決めておくと良いと思います。

 

メンターとは・・・指導者。助言者の意味。

 

上記のように自分の中でわからなくなったり、迷ったりした際の助言をもらえるのが1つ目の利点です。

2つ目は、就活中の自分を定点観測してもらえる点です。

基本的には自分から何か仕掛けていかない限りにおいては、どんな社員とも1度会ってそれでおしまいです。それでは、今後どのように自分自身を改善していけばいいのかがわからないし、改善したと思っている姿が正しい方向に向かっているのかがわかりません。そういった時に1人メンターを決めておくと今自分が正しい方向に向かっているのかを逐一確認してもらうことが出来ます。

当方も前よりこういう点が良くなった。まだこういった点が足りていないとアドバイスを同じ人からもらえることによって当時励みになっていました。

 

メンターの決め方

ここではメンターの決め方。決めた方がいい人の特徴を3つ挙げます。

①敢えて厳しいことを言ってくれる人を選ぶ

これは自分の経験談ですが、あるOBを訪問した際に「志望動機が全然だめ。なんでこの業界に来たいのかわからない」と一刀両断された事があります。自分なりに必死に考えて出したものだったのでとにかく悔しかったのを覚えています。その後、自分から何度も時間を貰って、自分の考えをもう一度纏め直し、話を聞いてもらっていました。自分で考えて分析するのも大事ですが、同時に人に聞いてもらいアウトプットする中でブラッシュアップしていくことも肝要と感じました。

 

結局は相手にちゃんと伝わるかが重要です。そういった時に敢えて厳しいことを言ってくれる人は大切にすべきです。

 

当方も「いいんじゃない」とだけ言ってくる社会人を沢山見てきました。気持ちはわからなくもないです。相手は日々仕事をしている社会人で、忙しい合間を縫って時間を作ってくれているので。その中で厳しいことを言ってくれる人は忙しい中でも真剣に学生に向き合ってくれている人です。あいつはわかっていないと切り捨てず、厳しいことを言ってくれる人ほどメンター候補として考えてみてください。

自分も社会人になってから沢山のOB訪問を受けましたが、正直適当に来る学生に対してはその程度なんだなと思って対応していまいがちです。逆にしっかりと自分なりの考えを準備して対応してくる学生に対しては、こちらもちゃんとやってあげようという気持ちにさせられます。人間なので仕方ないかなとも思います。

 

②多少の失敗を就活中経験している人を選ぶ

短い就活でも失敗は誰しもあるものです。当時の自分の失敗をしっかりと分析して、何が原因だったかを考え、客観視出来ている人は、自分に対してもそういった過去の事例を元に適切なアドバイスをしてくれる可能性が高いです。是非そういった話をしてくれた人に巡り合えたら、メンターの候補として考えてみましょう。成功談より失敗談の方が案外参考になったりするものです。

 

③先輩学生でも社会人でも可

既に内定を決めた学生でも社会人どちらでも良いと思います。とにかく忙しい中でも自分のために時間を取ってくれて、時に厳しいことも言ってくれるという点が決定する際の重要な点かと思います。

学生の方が時間がある可能性があるので、時間を作ってもらいやすいかもしれません。当方はたまたまOB訪問をした先輩にガツンと言われましたので、流れでその人になっていました。

 

如何でしたでしょうか。こうは書いたものの、メンターはあくまでもメンターであって全てを従う必要もないと思ってます。あくまでも主役は自分なので、メンターの意見は意見として聞き、いい面は取り入れていけばいいと思います。但し、既に就活を終えられている先輩方なので正しい面は多いかと思います。是非参考にしてみてください。