OB訪問こそ内定への近道
前回に続きOB訪問について書きたいと思います。今回はOB訪問を最大限活用するためのポイントについてです。OB訪問を有効利用出来れば就職活動で優位に立つことが出来ます。では早速内容に入っていきたいと思います。
志望動機・学生時代頑張ったことを話す
OB訪問において、先輩社員からの働き方等を聞いていくことも勿論大切ですが、一番話をするべきことは、自分自身の志望動機及び学生時代頑張った話を聞いてもらい、ツッコミをいれてもらうことだと思います。
その理由はOB訪問を実施している社員が、その会社の面接官の役割を担えるからです。会社というのは不思議なもので、会社夫々に文化というものが存在します。元々みんなバラバラのバックグラウンドを持って入社しても、同じ釜の飯を食べているとどことなく似たようなところや似たような思考が醸成されていくものです。そういった意味で、実はOB訪問が一番の面接練習になります。短い時間ですがしっかりとOB訪問の時間を無駄にせず、OB訪問の時間を自分でコントロールするくらいの心意気で臨んでください。当方が学生時代の時は、OBの方の説明が長くなってくると、一度遮り、自分の話をさせてもらっていた程です。程度はもちろんあるものの、ただ聞き役に回るのではなく、自分の話や考えをブラッシュアップする場でもあるという認識を持って臨んでください。
当方思い返せば学生時代、合同説明会や個別説明会はそこまで出席せずに、とにかくOB訪問のアポイントを取って話をするようにしていました。これこそが1つ自分なりに今考えると上手くいった要因だと思っております。
OB訪問はプレ面接
結局OB訪問はプレ面接(選考の一部)の位置づけにあると言っても過言ではありません。わざわざ社員が自分の時間を割いて対応しているのですから選考に影響があると考えるべきです。そういった意識持ちつつ、OB訪問にはしっかりと臨むべきです。
実際に選考の一部と化しているところもあるようです。というよりそういうところは多いかと思います。是非そういったことも念頭において対応してください。
OB訪問は逆面接でもある
一方で、逆説的ですが自分が面接されていると過度に考える必要もないかと思います。もちろん面接をされている立場ではありますが、他方で自分がこの会社に入るべきかを確認していく作業でもあるということを絶対に忘れないでください。対等とは言わないまでも常に対等であろうという心構えは必要かと思います。先方が言ってきたことが全て正しいとは限りません。常にこちらも見ているぞ!という雰囲気は出していくことをオススメします。この考え方が根底にあるかないかでOB訪問の臨み方も変わるのではと思います。
回数は何回が最適か?
「時々数十人に会いました」という話をする人がいますが、回数に比例して内定が近づくのかというと、それは関係ないかと思います。熱意は伝わりますが、熱意だけであってその会社が採用したい人物であるかは別の話です。
但し、全くしないのも本当にこの学生はウチに興味あるのか?という疑問が出てきてしまうと思いますので適度には実施すべきと思います。
また、以前お話をした志望動機を具体化する作業の中で、実際のOB訪問の話等を織り交ぜられると説得力が増すと思いますので、最低でも2-3人には興味ある企業の社員には会っておくべきと思います。
如何でしたでしょうか。
前回とは違いよりOB訪問の中身について書かせて頂きました。
参考になれば幸いです。