実は教えてくれない総合商社勤めが伝えたい就活において本当に大事なこと

アラサー商社勤めが当時の就活を振り返り、何が就活において本当に大事であったかを独自の視点から考察。就活生の参考になれば幸い。小手先のテクニックよりもより本質的な点にフォーカスした内容。

自分を知るところから始める (自己分析編)

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目次

 

なんで今更自分を知る?

このように感じる方もいるのではと思います。当方も就活生の際にある先輩にこの言葉を投げかけられた時に何を言っているのかと感じましたが振り返ってみるとこの作業を徹底的に行ったのが納得して就活を終えられた要因だと感じています。

ここで1つ。皆さんはマーケティングの有名な分析フレームワークをご存知でしょうか。それは3C分析と言います。3C分析とは、外部環境や競合の状況から事業の成功要因を導き、事業を成功に導くために用いられます。

  • Customer:市場・顧客
  • Competitor:競合
  • Company:自社

これを就活に例えるなら、

  • Customer:市場・顧客→採用する企業側
  • Competitor:競合→同じ就活生
  • Company:自社→自分自身

になります。正に就活とは自分という商品を買ってもらう(=採用してもらう)活動とも言えるかと思います。その際に上記3Cを考えたときに1番大事なのが自分自身だと私自身は考えてます。

1つ1つ見ていきたいと思います。採用する企業のことは、採用担当者の方がよっぽどよく理解しています。興味ある企業の研究を沢山すると言いますが、所詮限界はあります。また少し雑に言うと、入ってみないとわからないことだらけです。相手の事を全くわかっていないのも困りものですが、ここばかりに時間を割くのは得策とは言えません。

2つめの同じ就活生についてですが、正直気にしていても時間の無駄です。他の人がどのように動いているか知る分にはいいですが、常に流されず自分で考えて行動することを忘れないでください。

最後の3つ目の自分自身ですが、ここが本当に大事なポイントです。言うなれば自社の商品を売るのに、その商品のことをしっかりと把握していなかったら売れるものも売れませんよね、。そのことと全く同じことです。とにかく徹底的に自分のことを知ってください。これが世の中的にいう自己分析というものなのかなと思います。

 

自分自身を知るための具体的作業 

ここで自分自身を徹底的に知るために実施したことが3つあります。

  • 過去の経験を洗い出し、全ての決断に対し「なんで?」とツッこむ
  • 自分自身の両親に自分がどういう人間か聞いてみる
  • 仲の良い友達に上記と同じくどういう人間か聞いてみる

1点目ですが、とにかく思い出せる範囲で全ての出来事を紙に書き出し、なんで?っとツッこめるだけツッコんでみてください。例えば、サッカーを始めた→なんで?→○○だったから→なんで?→××だから→なんで? というような具合です。

この作業を実施して感じたのは、人はありとあらゆる場面で大なり小なり決断をしているということです。決断をする際に自分の考え方や価値観が表れます。この浮かびあがってきた自身の考え方や価値観をしっかりと把握してください。当方が就活生の際はまず、就活開始と同時に1ヶ月半から2ヶ月間は徹底的にこの作業に時間を当てました。その間一つも合同説明会等には参加せずでした。とにかくしっかりと自分の経験を棚卸しようと考え行動してみました。周りの人からは少し変わっていると映ったかもしれませんが、、。

2点目もとても重要だと感じています。一番身近に自分の事を見てきた人なのでなんだかんだいっても自分のことを良く深いところまでわかってくれているものです。少し恥ずかしさはありますが、時間を取って両親から見てどういう風に見えているか聞いてみましょう。両親と話すとてもいい機会でもあると思います。

3点目もまた効果がある方法です。但し、本当に仲の良い友達に聞くべきです。より本質的な自分の人間性を見えている可能性が高いので。一緒にお酒でも飲みながら話すとお互いの本音が見えてきて良かった思い出があります。この方法もオススメです。

 

まとめ

 

如何でしたでしょうか。タイトルの通りまずは自分を知るところから始めるです。案外人というのは自分のことを理解・把握していませんし、それでは自分という商品を上手く買い手にアピール出来ません。この作業は恥ずかしさを伴ったり、自分の嫌な部分に目を背けたくなることが多々ありますが、そういう点こそ大事にしてください。その理由は次の記事に持ち越したいと思います。