実は教えてくれない総合商社勤めが伝えたい就活において本当に大事なこと

アラサー商社勤めが当時の就活を振り返り、何が就活において本当に大事であったかを独自の視点から考察。就活生の参考になれば幸い。小手先のテクニックよりもより本質的な点にフォーカスした内容。

面接は大切な自己表現の場 (面接編)

f:id:gonandkazu:20180813193002j:plain

 

今回は面接について書きたいと思います。面接は就活において避けては通れません。逆にいうと面接に強くなることが、自分の思い通りの就活をするための重要な要素になってきます。下記が記事になります。

 

 

伝わらなければ意味がない

今までは、自己分析や志望動機について考えるというテーマで記事を書いてきました。これらはどちらかというと自分自身についてのアウトプットでした。言い換えるなら自分がどう考えるか・考えているかを認識していく作業でした。一方で次は自分の考えを実際に自分の言葉で伝えていく作業です。それが面接という場になります。

幾ら自分のことがわかって、しっかりした志望動機が確立されていても相手に伝わらなければ何の意味もありません。伝わらなければただの井の中の蛙状態です。

相手にしっかり伝わらず、面接に落ちると陥りがちなのは、あの面接官は何もわかっていない。なんでわからないんだろうと相手のせいにしてしまうことです。こういった考えは改めた方が自分のためにいいです。とにかく何がダメだったか自分の方に非があるという前提で考えるべきです。

 

面接の場を沢山つくる

上記のように一度しっかりと自己分析・志望動機が固まったら、とにかく面接の場を作ってください。当時自分が実施したのは、ベンチャー等片っ端から面接をしている企業に受けにいくことです。志望業界ではなくてもとにかく本選考が始まる前に受けられる企業は受けにに行っていました。

上記の理由は、全く自分のことを知らない他人に自分の話をできる機会だからです。特に学生時代頑張ったことや、自分自身についてを話をしてみることで、1人で考えていたことをいざ言葉に出してみると意外と上手く伝わらないものだということが良くわかります。相手の顔が曇ったり、はてなマークが頭の上に浮かんでいることが最初の頃は頻発しました。その都度言い方を変えてみたり、伝える順序や論理構成を変えることで伝わりやすくなるかを試していました。そういった作業を繰り返し、繰り返し実施することでどんどん自分の伝え方がブラッシュアップされていきましたし、自分の言葉に自信が持てるようになりました。

 

心の余裕がいいサイクルを生み出す

面接を重ねていくと、毎回話すことが大きく変わらないこともあり、心に余裕が生まれてきます。そういった状態になってくると面接をされているというよりかは知らない人とコミュニケーションを普通に取っているという感覚になっていきます。そうなってくるともうこちらのものです。

当方も慣れてきた頃には、面接官がどういう人なのかを最初の方の会話の中で読み取り、面接官に話す時間をあげた方がいいのか。あまり自分から話すのが好きではなさそうな人に対しては自分の方から多く話をしたりと面接官によって対応を変えるようにしていました。場慣れして、この状態になると緊張することも減りますし、状況に応じた対応が出来るようになっていきます。

 

如何でしたでしょうか。最初は誰でも緊張して上手く言葉が出てこないものです。当方も一番最初の 面接では脇の下が汗でびっしょりでした、、。ただ、繰り返し繰り返し面接し、その都度その都度良くない点を修正していくことでより良い自分なりの伝え方が確立されていきます。もし面白いと思えば、是非取り入れてみてください。

この会社でなければいけない必然性を示す (志望動機編)

f:id:gonandkazu:20180811123320j:plain

前回の記事は少し脱線しましが、本記事ではどうすれば志望動機に納得感が出せるかを書きたいと思います。以下が記事になります。

  

 なんで御社でなければいけないのか

世の中に会社は驚くほど沢山あります。その中でなんで「ウチなの?」という点は採用する側も気になっているはずです。この点がクリアに説明出来れば、グッと好感度が上がります。逆に「それウチである必要ある?」というツッコミが入ってしまう余地を残すと途端に印象が悪くなります。

この中で重要なのはどういった思考のプロセスを経て他ではない「御社」に至ったかの道筋を示してみせることです。

当方が実践したのは、色々な体験談・経験談を交えて対象企業を絞っていき、最終的には「御社になります」というストーリーの構築です。具体的には以下のようなイメージです。

 

無数の企業 (何も絞っていない段階。この点は話す必要なし。)

自分自身の大事なポイント・軸の提示 (複数業界に絞る)

更に経験談を交えて話す (1つの業界に絞る)

「御社」に行きつく。

 

イメージでいうと、ピラミッド?のようなイメージでしょうか。最初の段階では無数に企業があり、自分自身の体験や軸を入れることによってドンドンと絞られていき、最終的には「御社」になりますというような形です。

一般化して書いていてもわかりにくい部分があると思うので、自分自身の具体例を交えて記載したいと思います。

 

無数の企業 (何も絞っていない段階。)

海外市場に日系企業として乗り出して戦っている企業

国内のみという企業はこの時点で自分自身の考慮集合から外れる。

上記のポイントもなんでそう思うようになったかを過去の自分の経験を交えて話す。

とはいえ多くの企業が海外に進出している。その中でどういった関わり方が自分には最適かを提示する。

その関わり方が、商社なのか、メーカーなのか、金融なのか等。この部分は以前の記事の「業界夫々の特徴を1行で端的に示す」のように示しつつ、自分の体験を添えてなんでその関わり方が自分は好むのかを説明する。

www.aki0909.com

 

※なおこの関わり方の部分を受ける業界によって入れ替えて調整しておりました。ここの部分はまた別の機会に執筆したいと思います。世界に出ている企業というのが自分の中のベースとしてあるので、この部分の話はどこの企業を受ける際も同じように話をしておりました。

志望業界の中で「御社」である理由は、結局「人」です。

色々考えましたが、特に金融や商社というのはやっていることがほぼ同じなので差別化が難しいです。

そういった中で考えたのが、具体的な従業員の人の名前まで出してどういった話をしてもらっただとか、どういった点に好感を持てたのかを伝えました。そしてこういった方々と一緒に働きたいとすることで最終的に他ではない「御社」に落とし込むようにしました。

 

 上記はあくまでも一例です。

重要なのは無数の企業の中から、どういった思考のプロセスを経て他ではない「御社」に至ったかの道筋を示してみせることです。これこそが「あーだからウチに受けにきたのね」と納得感を持ってもらう大事な方法だと考えます。

 

最後に。今後も色々と記事を投稿していきますが、こういった切り口で記事を書いて欲しい等あれば何でも言ってください。

引き続き宜しくお願い致します。

「2020年卒」の学生はいつから就活を始めるべきか

f:id:gonandkazu:20180809173600j:plain

一旦、志望動機についての内容から脱線して本タイトルで記事を書いてみたいと思います。2020年卒就活生からしたら気になる内容だと思いますので。下記が目次になります。

 

目次

 

 

2020年卒の就活スケジュール

 まずは、2020年卒の就活スケジュールの確認しておきたいと思います。

足元はサマーインターンシップの期間ですね。その後ウィンターインターンシップがあり、3月より企業エントリーが開始6月より面接というスケジュール感です。

来年3月まで7ヶ月ありますが、長いようで短いです。また企業エントリーが開始してしまうと本当にあっという間に時間が過ぎます。経験談ですが。

こういった状況下ですので今から下記のことを意識して動く・考えるべきと個人的には考えます。別に全ての時間を就活に捧げる必要は全くありません。(そもそも企業は魅力的な人を採用したいので自分が打ち込んでいることや自分としてやるべきこと/やりたいことに精を出すべきです。)但し、今から仕事について考えておくことは決して悪いことではないと思います。またいい準備をして3月を迎えられる方が精神的にも楽かと思います。ここでサッカー選手本田圭佑さんのいい言葉を1つ。

 

「勝負を決めるのは準備。なかでも気持ちの準備以上のものはないと思う。」

 

元野球選手のイチローさんも

「自分にとっていちばん大切なことは、試合前に完璧な準備をすることです」

 

と言っています。

結果がどうなるかはわかりませんが、いい準備をしておいて損はないと思います。

 

どんな仕事があるか把握する

では今から何か小手先のテクニック論等を習得していけばいいのかというとそうではないと思います。まずは、世の中にどんな仕事があるのかを認識・把握することを少しづつこの夏から始めればいいと思います。そうすることで自分自身が今まで気にしなかった情報もキャッチできるようになっていくと思います。(要はアンテナが高くなります。)

下記が例えばの例です。

 

・新聞に目を通す

・ビジネス系の雑誌に目を通してみる

・ビジネス系のテレビを見る

・仕事に関する本を読んでみる

・親やゼミ・サークルのOBと仕事についての話をする

 

 

日本経済新聞に目を通す

新聞には日々多くの情報が掲載されています。最初はよくわからないことだらけだと思いますが、興味ある記事に目を通しているだけでも7か月後全く違う自分になっているかと思います。

 

ビジネス系の雑誌に目を通してみる

例えば東洋経済や日経ビジネスは色々な視点・切り口から記事がよく纏められております。興味のあるテーマの時に読んでみるといいかもしれません。

 

ビジネス系のテレビを見る

最近だとテレビ東京の深夜のニュース番組や仕事に関する良く纏まった番組が数多くあります。テレビが好きな人はこういった方が入りやすいかもしれません。

 

仕事に関する本を読んでみる

例えば、

村上龍さんの新 13歳のハローワーク

当方この本は流石に就活の時には読んでいませんが、小さい頃読んで面白かった記憶があります。こういった様々な仕事について纏めている本はいくらでもあります。自分に合う本を探してみるといいかと思います。

 

または

東洋経済さんのが出している業界地図

これはどういった業界があるのかを把握するうえでとても役に立つかと思います。特にB to Bの会社は日々接することが少ないので多くの発見が得られるかと思います。

 

親やゼミ・サークルのOBと仕事についての話をする

親やゼミ・サークルのOBは一番身近な社会人の先輩です。身近な社会人の先輩だと恥ずかしくて聞けないことも思い切って聞けるかと思います。是非時間を取って話を聞いてみてください。色々な発見を得られること間違いなしです。

 

インターンに参加する

また、実際に就業体験をしてみるというのもイメージを掴むいい方法であると思います。夏のインターンシップは既に締め切ってしまっているかもしれませんが、冬のインターンシップに応募してみるといいかもしれません。フットワーク軽く「とりあえずやってみる/体験してみる」精神はとても大事な考え方です。

 

 まとめ

如何でしょうか。なにかこれ!というよりは、しっかりといいスタートをきれるようにアンテナを今までより少し高くして今から世の中の動きに対して敏感になることが今できるいい準備ではないでしょうか。

志望動機は自身の経験とリンクさせる (志望動機編)

f:id:gonandkazu:20180808150622j:plain

 

 今回は学生時代頑張ったことと同様に大事な「志望動機」について書きたいと思います。志望動機の説得力が勝敗を大きく左右すると言っても過言ではありません。下記が目次になります。

 

目次 

 

 

自身の経験とリンクさせる

志望動機においてまず気をつけたいのは、自分自身の経験・体験とリンクさせることです。良くあるのが、「この会社は○○を手掛けているから。」や「○○を手掛けていてかっこいいし、自分もやりたいから」というような、動機になっていないような動機です。よろしくない理由を夫々下記の通り纏めてみました。

 

①「この会社は○○を手掛けているから」

→これでは志望動機になっておらず、○○を手掛けている会社になんで働きたいのか?この部分をもっと深堀りし、顕在化させる必要があります。また、入社を考えている会社の従業員に会社の業務内容等の話を執拗に深くしていくのは危険だと当時考えておりました。というのもこういった話は先方の土俵に立って話をすることになるので相手の方が大抵理解・把握しております。そうならないためにもあくまでも自分の経験に引き付けて自分の土俵で話を展開すべきだと考えます。

 

②「○○を手掛けていてかっこいいし、自分もやりたいから」

→この動機も深堀りとしては不十分です。なんで○○を手掛けていることがかっこいいと思うのかをもっと具体化していくべきです。その間の論理の飛躍を埋めてあげなければ、面接官にとってはなんとなくで選んでいるのだなという印象を与えてますし、うちの会社じゃなくても良くないのでは?と思われてしまいます。

 

①の後段でも説明しましたが、重要なので繰り返すと自分自身の経験にリンクさせて志望動機を作ることが肝要です。自分の経験と関連付けて志望動機を話をすると、自分自身が経験し感じたことなので面接官から変なツッコミを受けずに済むかと思います。これが業務の内容が××だから興味ありますのような回答をすると、面接官の方が自社の業務について詳しいのでツッコミどころ与えてしまうことになります。

 

業界夫々の特徴を1行で端的に示す

 志望動機を考える際に重要なのが夫々の業界は結局何をしているところなのか端的に示すことだと考えました。例えば、

 

 メーカー→価値あるモノを日本及び世界に広める

商社→皆を纏め案件を推進していくプロデューサー

 

のような形です。(上記はあくまでも当方の解釈なので他の解釈があってもいいと思います。) 端的に示したその業界と自分自身の繋がりを自身の経験と紐づけて話すことが大事かなと思います。

 

まとめ

今回は志望動機の考え方について記載させて頂きました。志望動機については他にも考えておくべき論点がありますが、こちらは次回に譲りたいと思います。宜しくお願い致します。

 

「学生時代頑張ったこと」はまず想い・考えを伝え、そして繋がりを意識する (自己分析編)

f:id:gonandkazu:20180808150430j:plain

こんにちわ。次に就活の定番の質問である「学生時代頑張ったこと」について書きたいと思います。下記が目次になります。

 

目次

 

 

 

まずは想い・考えを伝える

 学生時代頑張ったことと聞かれて、「○○です」と回答した後にすぐ話をした方がいい/すべきなのは自分自身の想い・考えを伝えることです。

そもそもなんで○○を学生時代頑張ろうと思ったのかを掘り下げて説明することです。そこにこそ自分自身ならではの想い・考え・個性が詰まっているからです。

同じように、バイトやサークルを頑張ったという人は大勢います。でもその頑張ろうと思った動機は人それぞれだと思います。じゃあなぜバイトで求められてもいない集客を増やすことにトライしようと思ったのか。(よくありがちなので例として挙げてみました。)なぜサークルでリーダーになってみんなを纏めようと思ったのか。(これも就活でありがちな学生時代頑張ったことではないかと思います。)

その想いや考えを話すことが出来ないと薄っぺらい内容になってしまいます。逆にその想いや考えを自分自身の具体的な出来事と一緒に説明出来るとより深く相手の理解を得られるかと思います。

以前の記事でも話した通り、皆あらゆることを決断して今まで生きてきております。大げさかもしれないですけど、小さいところで言うと本日食べる昼食から自分の大学の志望校まで。無意識のうちに選択していることも多いと思いますが、就活で大事なのは今まで無意識に選択していたことも含めて一度棚卸をし、なんでそのような選択をしてきたのかを考える作業であると思います。掘り下げる作業の過程の中で自分自身の価値観が見えてくるのではと思います。本当に時間の掛かる大変な作業ですが、どうかこの点は手を抜かず真摯に向き合って欲しいと思います。

 

繋がりを意識するとは?

 自分自身が意識していたこととして、例えば全く2つの違う「学生時代頑張ったこと」でも繋がりを持たせることです。考えてみれば同じ人間が頑張ったことなので繋がりがあって当然なのですが、その繋がりをしっかり強調してあげることが重要だと思います。下記に参考に当方の学生時代頑張ったことを具体例に出します。

当方が自己分析の中で導いたのは、「組織の中で自分が考えたように進まないと力を発揮できない人間。」これだけ聞くとかなりネガティブです。ただ逆にいうと同じ方向に向くと勝手にドンドン自分でやろうという意欲が湧いてきます。

そういった自分の人間性が如実に表れたのがサークル活動での失敗。ここでいう失敗とは、自分として思うように組織を導けず、勝手に自分自身がやる気がなくなり活動にコミットできなくなったこと。

 その後、3ヶ月間海外でのボランティアを経験して、「たまたま」ですが組織を動かすことの方法・キッカケを見つけ、ゼミでの活動において少しは自分自身の良くない点を改め、組織を自分の考える良き方向に導くことが出来たという内容です。

纏めると、、

 

サークル(失敗の経験)→海外活動(キッカケの経験)→ゼミ(小さい改善・成功体験)

 

そして、将来は会社・組織において引き続き改善を重ね貢献をしたいといった具合に話を繋げました。別々の学生時代頑張ったことが1つの繋がりとなっているのがわかってもらえるかと思います。またこうとも言えます。

 

過去(失敗・キッカケを得た経験)→現在(小さな成功体験)→未来(更なる改善による成功体験の積み上げ)

 

聞いている方も1つ1つが分断されているのではなく、繋がりが見えるとよりその人がどのように考え、決断して生きてきたのかが見えるかと思います。

 

まとめ

 如何でしたでしょうか。しつこくてすみませんが、「なんで?」○○を頑張ったのかのなんでの部分というのが一番面接官にとって興味を引くところですし、その人の思考方法が如実に見える部分になります。この点をしっかりと相手に伝えるのが1つ大事な点であると当時自分なりに考え、感じておりました。

また、2点目の繋がりを持たせることについても意識するとより良いと思います。面接官に別のトピックから自分を知ってもらう良い方法です。かつ繋がりが見えるとより自分に対する理解が深まります。

面白い!と思ったら是非取り入れてみてください。

失敗談を準備する (自己分析編)

f:id:gonandkazu:20180808145926j:plain

自分を知る作業は着々と進んでいますでしょうか。その中で、次は「失敗談を準備する」について書きたいと思います。下記が目次になります。

 

目次

 成功談より失敗談を

まず、なぜ失敗談なのかというと失敗した時の方がより人の本質的な部分が出ると思うからです。その失敗談を話す方がより自分という人間を理解してもらうのにはいいと考えます。

20年以上生きてきた中で全く失敗がなかったということは考えられないと思います。自分が感じる失敗の大小はあるにせよ、胸に手を当てて考えてみれば色々あるのではと思います。自分の失敗について掘り下げるのは重要な自分を知る作業です。

こういう自分自身も受験で希望の大学に悉く入れなかったり、部活で思うような成績が残せなかったりと数限りなく失敗を繰り返してきました。

重要なのは失敗の経験を思い出して暗い気持ちになるのではなく、その当時どのように感じ、その失敗を再度繰り返さないためにどう改善してきたかという点です。

ここで一つ。当方が好きなサッカー選手本田圭佑さんの名言です。

 

挫折は過程、

最後に成功すれば挫折は過程に変わる。

だから成功するまで諦めないだけ。

 

ここでお伝えしたいのは、失敗を失敗としてそのままにするのではなく、そこから何を学び、どのように現在にかけて改善されているのかということを示すのが重要であるということです。こういった話は経験上面接官に響くと感じました。

 

成功談は聞き飽きている

当方でさえ、グループ面接で良くあるサークルやバイトでの成功談を聞き飽きました。一方で面接官は何百人と面接を実施しています。当方以上に同じ話を聞かされているはずです。そんな中で失敗談を話すのは相手にとっても印象に残る可能性が極めて高いと思います。

また、僕らの成功談などは正直かなりちっぽけです。(自分自身も大した成功をおさめていません。普通の学生は皆そうです。)仮に全国大会で優勝した!日本代表に選ばれた等の経験があるのであれば他の人とは一線を画す成功談と言えますが、大多数の学生はそうではありません。

上記のように一線を画す他とは圧倒的に違う経験を持っているのであれば成功談を話すのは良いと思いますが、そうでないのであれば失敗談を準備するのは1つ良い方法だと思います。

 

具体例

当方が就活時代用いていた失敗の題材はサークル活動でした。監督のいないサッカーチームにおいてどのようにチームの方針を定め、活動していくのかが大きなポイントとなっていました。「楽しさ」を追求するのか「厳しく律し勝つこと」を追求するのか。自分達の先輩方はより「厳しく律し勝つこと」に重点を置いて活動しており、そういった部分に惹かれ入部した経緯があった自分としては楽しさをより追求することに違和感を感じていました。但し、その違和感を感じながらも自分が考える方向に組織を動かそうとせず、自分自身のチームへの関わり方が中途半端なものになっていき、実際に結果もついてきませんでした。こういった経験から自分自身感じることがあるのであれば組織に対してしっかりと発言していく。そして納得感を皆がある程度醸成出来たうえで組織を運営していけるように仕掛け(話し合いの場を持つ等)を作っていくべきというのが当方の反省及び次に繋げていくべき収穫として当時就活で話をしていました。

 

まとめ

如何でしたでしょうか。就活において面接官は成功談を聞き飽きています。もっと自分をさらけ出して失敗したことを話してもいいと思います。その中で自分が何を感じ、何を反省し、次に繋げているのかがより重要な点です。この点を意識して再度自己分析に取り掛かってみると良いかもしれません。

自分を知るところから始める (自己分析編)

f:id:gonandkazu:20180808145723j:plain

目次

 

なんで今更自分を知る?

このように感じる方もいるのではと思います。当方も就活生の際にある先輩にこの言葉を投げかけられた時に何を言っているのかと感じましたが振り返ってみるとこの作業を徹底的に行ったのが納得して就活を終えられた要因だと感じています。

ここで1つ。皆さんはマーケティングの有名な分析フレームワークをご存知でしょうか。それは3C分析と言います。3C分析とは、外部環境や競合の状況から事業の成功要因を導き、事業を成功に導くために用いられます。

  • Customer:市場・顧客
  • Competitor:競合
  • Company:自社

これを就活に例えるなら、

  • Customer:市場・顧客→採用する企業側
  • Competitor:競合→同じ就活生
  • Company:自社→自分自身

になります。正に就活とは自分という商品を買ってもらう(=採用してもらう)活動とも言えるかと思います。その際に上記3Cを考えたときに1番大事なのが自分自身だと私自身は考えてます。

1つ1つ見ていきたいと思います。採用する企業のことは、採用担当者の方がよっぽどよく理解しています。興味ある企業の研究を沢山すると言いますが、所詮限界はあります。また少し雑に言うと、入ってみないとわからないことだらけです。相手の事を全くわかっていないのも困りものですが、ここばかりに時間を割くのは得策とは言えません。

2つめの同じ就活生についてですが、正直気にしていても時間の無駄です。他の人がどのように動いているか知る分にはいいですが、常に流されず自分で考えて行動することを忘れないでください。

最後の3つ目の自分自身ですが、ここが本当に大事なポイントです。言うなれば自社の商品を売るのに、その商品のことをしっかりと把握していなかったら売れるものも売れませんよね、。そのことと全く同じことです。とにかく徹底的に自分のことを知ってください。これが世の中的にいう自己分析というものなのかなと思います。

 

自分自身を知るための具体的作業 

ここで自分自身を徹底的に知るために実施したことが3つあります。

  • 過去の経験を洗い出し、全ての決断に対し「なんで?」とツッこむ
  • 自分自身の両親に自分がどういう人間か聞いてみる
  • 仲の良い友達に上記と同じくどういう人間か聞いてみる

1点目ですが、とにかく思い出せる範囲で全ての出来事を紙に書き出し、なんで?っとツッこめるだけツッコんでみてください。例えば、サッカーを始めた→なんで?→○○だったから→なんで?→××だから→なんで? というような具合です。

この作業を実施して感じたのは、人はありとあらゆる場面で大なり小なり決断をしているということです。決断をする際に自分の考え方や価値観が表れます。この浮かびあがってきた自身の考え方や価値観をしっかりと把握してください。当方が就活生の際はまず、就活開始と同時に1ヶ月半から2ヶ月間は徹底的にこの作業に時間を当てました。その間一つも合同説明会等には参加せずでした。とにかくしっかりと自分の経験を棚卸しようと考え行動してみました。周りの人からは少し変わっていると映ったかもしれませんが、、。

2点目もとても重要だと感じています。一番身近に自分の事を見てきた人なのでなんだかんだいっても自分のことを良く深いところまでわかってくれているものです。少し恥ずかしさはありますが、時間を取って両親から見てどういう風に見えているか聞いてみましょう。両親と話すとてもいい機会でもあると思います。

3点目もまた効果がある方法です。但し、本当に仲の良い友達に聞くべきです。より本質的な自分の人間性を見えている可能性が高いので。一緒にお酒でも飲みながら話すとお互いの本音が見えてきて良かった思い出があります。この方法もオススメです。

 

まとめ

 

如何でしたでしょうか。タイトルの通りまずは自分を知るところから始めるです。案外人というのは自分のことを理解・把握していませんし、それでは自分という商品を上手く買い手にアピール出来ません。この作業は恥ずかしさを伴ったり、自分の嫌な部分に目を背けたくなることが多々ありますが、そういう点こそ大事にしてください。その理由は次の記事に持ち越したいと思います。